暗号資産は「高くて手が出ない」と思われがちですが、実は1円〜数十円、あるいは500円といった超少額からスタートできます。たとえばbitFlyerの販売所は1円から、GMOコインは最小単位の引き下げで“20円未満目安”まで可能になりました。さらにSBI VCやbitbankなど、数量単位で極小ロットを出せるサービスもあります。ただし、販売所はスプレッド(実質的なコスト)が発生するため、「最小で買える=最安で有利」ではない点に注意が必要です。
本記事では、“円”と“数量”の二軸で国内主要サービスの最小購入条件を最新ソースに基づいて比較し、初心者が損しにくい入り方(練習→板取引→積立)までをシンプルに解説します。
まず結論|最小いくらから買える?
つまり、「まずは試してみたい」「失敗しても痛くない範囲でやってみたい」という初心者にとって、
暗号資産はもはや“高嶺の花”ではありません。
ここからは、実際にどの取引所で、いくらから買えるのかを具体的に見ていきましょう。
1円から買える代表例と、“円”と“数量”の両方で整理した最新データを順番に紹介します。
超少額で買える代表例
暗号資産は1円からでも買える時代です。
代表的な取引所をピックアップすると、次のとおりです。
- bitFlyer(販売所):1円から購入可能。最小単位は1サトシ(0.00000001 BTC)。
- GMOコイン:2025年1月に最小単位を1サトシへ引き下げ。価格次第では20円未満から買える。
- SBI VCトレード:同じく1サトシ単位まで可能。
- bitbank(取引所):最小0.0001 BTC(約60円)。板取引(ユーザー間取引)を学ぶのに最適。
- Coincheck:販売所では500円から。スマホアプリで完結でき、初心者に人気。
このように、「1円〜500円」ほどの少額で投資体験が可能です。
特に、ビットコイン価格が数百万円でも、実際にはその何百万分の1単位から保有できることがポイントです。
円と数量の二軸でわかる最小購入額早見表(2025年10月時点)
取引所名 | 最小購入金額(円) | 最小数量(BTC) | 取引形態 | 特徴・注意点 |
---|---|---|---|---|
bitFlyer | 1円〜 | 0.00000001 | 販売所/取引所 | 1円スタート。スプレッド(実質手数料)に注意。 |
GMOコイン | 約20円〜 | 0.00000001 | 販売所/取引所 | 最小単位引き下げ済み。実効コストが低い。 |
SBI VCトレード | 数十円〜 | 0.00000001 | 販売所/取引所 | 少額練習に最適。 |
bitbank | 約60円〜 | 0.0001 | 取引所 | 板取引の練習に◎。 |
Coincheck | 500円〜 | 約0.000007 | 販売所/取引所 | アプリ操作が簡単で初心者人気。 |
※BTC価格を6,000,000円/BTCで換算。
※各取引所の公式情報をもとに2025年10月8日時点で算出。
そもそも|販売所と取引所の違い(最小額とコストが変わる
暗号資産の購入画面に出てくる「販売所」と「取引所」。
どちらも同じ“購入方法”に見えますが、仕組みもコストもまったく別物です。
少額投資を成功させるには、まずここを理解しておく必要があります。
販売所とは?──初心者向けの“コンビニ型”
「販売所」は、取引所(運営会社)とあなたが直接売買する場所です。
たとえばGMOコインやbitFlyerのアプリで「今すぐ買う」ボタンを押すと、それは販売所取引。
イメージとしては“暗号資産のコンビニ”。
値段はやや高めでも、ワンタップで確実に買えるのが特徴です。
販売所の特徴:
- 運営会社が“在庫”を持っており、あなたに販売する形式
- 購入金額は1円や数十円など、非常に少額から可能
- 手数料は明示されないが、「スプレッド(買値と売値の差)」として反映される
- すぐ買えるが、実質的なコストはやや高め
たとえば、販売所で1BTC=6,050,000円、売値=5,950,000円という表示なら、その10万円差がスプレッド。
1円から買えるというメリットの裏で、見えないコストがあるわけです。
取引所とは?──“市場型”でコスパ重視
一方の「取引所」は、ユーザー同士が直接売買する場です。
あなたが提示した価格で買いたい人・売りたい人がマッチングされて取引が成立します。
例えるなら、“フリマアプリ”のようなもの。
少し手間はかかりますが、そのぶん販売所よりも安く買えることが多いです。
取引所の特徴:
- 他のユーザーと板(オーダーブック)を通じて取引
- 手数料は安く、スプレッドはほぼゼロ
- 最小取引数量が販売所より大きい(例:0.0001BTCなど)
- 注文方式(指値・成行)を理解すれば、より有利な価格で買える
取引所は少額練習にも向いており、bitbankやSBI VCトレードでは60円前後の取引も可能。
慣れてきたらこちらに移行するのが賢いステップです。
初心者はどちらを使うべき?
結論としてはこうです。
- 最初は販売所で「1円〜500円」から体験
- 慣れたら取引所で「指値注文」を練習
販売所は感覚をつかむ練習に最適。
ただし、長期的には取引所でコストを抑えながら積立していく方が効率的です。
まとめポイント
比較項目 | 販売所 | 取引所 |
---|---|---|
売買相手 | 取引所運営会社 | 他のユーザー |
最小金額 | 1円〜500円程度 | 数十円〜 |
スプレッド | あり(やや高め) | ほぼなし |
操作の簡単さ | ◎(ワンタップ) | △(板・注文形式を理解する必要あり) |
向いている人 | 初心者、まず体験したい人 | コスパ重視、慣れてきた人 |
国内主要サービスの最小購入条件(最新)
ここでは、国内で主要な5つの取引所(bitFlyer/GMOコイン/SBI VCトレード/bitbank/Coincheck)をピックアップし、
それぞれの最小購入条件・特徴・初心者向きポイントを整理します。
どこで口座を開くかは、「いくらから」「どんな買い方で」始めたいかによって変わります。
まずは、それぞれの特徴を順に見ていきましょう。
bitFlyer|販売所なら1円から!国内屈指の少額対応
特徴:
- 販売所では1円から購入可能。
- 最小単位は1サトシ(0.00000001BTC)。
- 取引所(Lightning)では0.001BTCから。
- アプリ操作が非常にシンプルで初心者にもやさしい。
ポイント解説:
bitFlyerは、国内取引所の中でも“超少額デビュー”が可能な代表格。
「最初の暗号資産体験」に最も適した環境です。
ただし販売所での購入は**スプレッド(実質的な手数料差)**が広がりやすいため、
学習目的の少額購入に限定すると◎。
GMOコイン|最小単位を引き下げ、約20円から購入可能
特徴:
- 2025年1月18日より最小単位を1サトシに引き下げ。
- 販売所でも取引所でも、少額での購入が可能。
- 取引所形式でスプレッドを最小化できる点が魅力。
- 口座開設後の入金・出金・送金手数料が無料(国内最強クラス)。
ポイント解説:
GMOコインは、コスト意識が高いユーザーに最適。
1円単位ではないものの、価格変動次第で20円未満からの購入が可能です。
実効コストが低く、積立設定も細かく調整できるため、
「長期的に積み立てながら学びたい」タイプにおすすめ。
SBI VCトレード|1サトシ単位で少額練習に最適
特徴:
- 最小購入単位:1サトシ(0.00000001BTC)。
- 販売所・取引所どちらも利用可。
- 手数料が低く、SBIグループの信頼性も高い。
- 法人口座にも対応しており、事業者投資にも人気。
ポイント解説:
SBI VCトレードは、bitFlyerと同等の少額対応ながら、
取引所形式でコストが抑えられる点が魅力。
金融グループ運営の安心感から、「最初の本格派取引所」として選ばれる傾向が強いです。
bitbank|最小0.0001BTC(約60円)から板取引を練習できる
特徴:
- 取引所形式のみでスプレッドが極めて小さい。
- 最小数量:0.0001BTC(約60円)。
- 指値・成行注文に対応し、板取引の仕組みを学べる。
- スマホアプリも見やすく、操作性が高い。
ポイント解説:
bitbankは、販売所のようなワンタップ操作はないものの、
“市場価格で売買する実践力”をつけるには最高の環境です。
最初の「体験」は販売所で、その後「取引所練習」はbitbankで、という二段構えも有効です。
Coincheck|500円から始められる王道アプリ
特徴:
- 最小購入金額:500円から。
- 初心者でも使いやすいUIで、スマホ完結型。
- 取引所・販売所どちらも提供。
- コイン送金やNFTマーケット連携も充実。
ポイント解説:
Coincheckは、「まずやってみたい」層に圧倒的人気。
最小金額はやや高めですが、ワンタップで購入できる気軽さが魅力です。
「操作の簡単さ」「見た目の安心感」を重視するならベストチョイス。
比較まとめ表(2025年10月8日時点)
取引所 | 最小購入金額 | 最小数量(BTC) | 取引形態 | 手数料傾向 | 向いているタイプ |
---|---|---|---|---|---|
bitFlyer | 1円〜 | 0.00000001 | 販売所/取引所 | 高(スプレッド) | 初心者・お試し派 |
GMOコイン | 約20円〜 | 0.00000001 | 販売所/取引所 | 低 | 長期積立派 |
SBI VCトレード | 数十円〜 | 0.00000001 | 販売所/取引所 | 低 | 安心重視派 |
bitbank | 約60円〜 | 0.0001 | 取引所 | 低 | 実践派・学習型 |
Coincheck | 500円〜 | 約0.000007 | 販売所/取引所 | 中 | アプリ重視派 |
“最小で買える”と“お得に買える”は別物:コストの落とし穴
最小金額が小さい=得、と思いがちですが、
暗号資産の世界では「安く始める」と「有利に運用する」は別の話。
特に販売所でのスプレッドや送金手数料は、知らないうちに実質コストとして効いてきます。
ここでは、その代表的な3つの落とし穴を整理していきましょう。
スプレッドの影響──「1円で買えたけど損している」ことも
販売所では「買値」と「売値」に差があり、この差をスプレッドと呼びます。
見た目の手数料は“無料”でも、実はこの差があなたの負担になっています。
例:
- ビットコインの市場価格:6,000,000円
- 販売所の買値:6,060,000円
- 販売所の売値:5,940,000円
この場合、実質的に2%のコストが発生しています。
つまり、あなたが6,060,000円で買った瞬間に市場では5,940,000円の価値──
**“買った瞬間から損している”**ということです。
特に少額投資の場合、このスプレッド率は無視できません。
1円で買っても、2%損なら0.98円分の価値しかないわけです。
ポイント
- 「販売所=簡単だが実質コスト高」
- 「取引所=少し手間だがコスト安」
初心者はまず“スプレッドを知る”ことが一番の節約になります。
送金・入出金の手数料──気づけば数百円の差に
暗号資産では、取引所間やウォレットへの送金にも手数料が発生します。
国内取引所によっては、1回の送金で**0.0005BTC(約3,000円)**程度のコストがかかる場合も。
そのため、「少額で買って、すぐ別の場所に送る」ような運用は割に合いません。
GMOコインのように入金・出金・送金がすべて無料の取引所を選ぶことで、
トータルコストを大幅に下げることができます。
チェックリスト:コストを抑える取引所選び
- 入出金無料(銀行振込・即時入金)
- 送金手数料が安い、または無料
- 取引所形式(スプレッド最小)を選べる
1円・20円・500円──金額より“使い方”が大切
「1円から買える」「500円から買える」という表現は、
あくまで**“入口のハードル”**を下げるもの。
本当にお得かどうかは、どのように使うかで変わります。
- 1円投資:まずはUIを触って体験する。学習目的。
- 数十円〜数百円投資:価格変動に慣れ、値動きを観察。
- 積立投資(毎月1,000円〜):長期的にコストを平均化。
暗号資産は「価格変動の波を味方につける」ゲーム。
コツコツ積立でスプレッドの影響を薄めるほうが、長期的にはずっと有利です。
まとめ表:少額投資の落とし穴と対策
落とし穴 | 内容 | 回避策 |
---|---|---|
スプレッド | 買値と売値の差が実質的な手数料 | 取引所形式で購入する |
送金手数料 | 出金・ウォレット送付時に発生 | 無料取引所を選ぶ(例:GMOコイン) |
少額すぎる投資 | 値動き体験だけで終わる | 徐々に金額を上げて積立化 |
初心者の練習プロトコル(3ステップ)
投資の世界では「百聞は一見にしかず」どころか、
“百読は一買にしかず”。
つまり、たとえ1円でも自分の手で暗号資産を買ってみることで、
ニュースや本を読むよりはるかに早く理解が進みます。
ここからは、初心者が少額で学びながら上達していくための3ステップを解説します。
ステップ1|超少額で“触る”──まずは販売所で体験
まずは販売所で1円〜500円ほどの少額を購入してみましょう。
ここでの目的は「儲ける」ことではなく、「買う体験を通して流れを理解する」ことです。
この段階で身につくこと:
- 実際の注文画面の構造(数量・価格・確認)
- 残高や保有額の表示方法
- “買った後の値動き”を見る習慣
ポイント:
- 販売所なら1円から買えるので、緊張感ゼロで練習できる。
- 値動きが上下しても、金額が小さいので心理的ダメージがない。
体験の目的は「操作を覚える」こと。
感覚がつかめたら、次のステップへ。
ステップ2|板取引の基本を学ぶ──bitbankなどで練習
取引所(板取引)は、初心者にとって最初のハードル。
でも、**0.0001BTC(約60円)**程度の小さな額で試せば怖くありません。
やること:
- 取引所モードに切り替える
- 指値(希望価格で買う)・成行(その場で買う)を試す
- 板(オーダーブック)の数字の意味を理解する
得られる効果:
- “市場価格で買う”感覚が身につく
- 手数料やスプレッドの違いが実感できる
- 「買い→保有→売り」のサイクルを一通り体験できる
bitbankやSBI VCトレードなどの板取引対応取引所が最適です。
「指値注文=希望価格を指定する注文」などの基本を、実際の操作で覚えるのが最短ルート。
ステップ3|積立の自動化で“放置でも増える仕組み”を作る
慣れてきたら、積立機能を使って自動化しましょう。
多くの取引所では、毎日・毎週・毎月といった間隔で自動購入が可能です。
おすすめ設定例:
- 金額:月1,000円〜(コーヒー1杯分)
- 頻度:毎週または毎月
- 通貨:ビットコイン or イーサリアム(王道で流動性が高い)
なぜ積立が強いのか?
- 「買うタイミングを選ばない」=感情の影響が少ない
- 価格変動の平均化(ドルコスト平均法)
- ほったらかしで続けられるため、継続率が高い
暗号資産投資は“続ける仕組み”が最強。
積立を使えば、買うタイミングで迷う時間をまるごと削減できます。
3ステップまとめ表
ステップ | 方法 | 目安金額 | 目的 | 得られるスキル |
---|---|---|---|---|
① 販売所で買う | ワンタップ購入 | 1円〜500円 | 仕組みを理解 | UI操作、購入フロー体験 |
② 板取引を練習 | 指値・成行注文 | 60円〜 | コスト構造を理解 | 市場価格・注文理解 |
③ 積立を自動化 | 毎月自動購入 | 1,000円〜 | 継続運用 | 習慣化・ドルコスト平均法 |
よくある質問(FAQ)
ここでは、初心者からよく聞かれる質問をピックアップしました。
すべて“結論ファースト”で答えているので、気になるところだけ読んでも理解できます。
Q. 本当に1円から買えるの?
はい、bitFlyerの販売所では1円から購入可能です。
ただし、販売所ではスプレッド(実質的な手数料差)があるため、
「1円で買える=1円分得する」ではない点に注意しましょう。
ポイント
- 販売所は“手軽さ重視”、取引所は“コスパ重視”
- 初心者はまず販売所で体験 → 慣れたら取引所へ移行
Q. 20円未満から買えるって本当?
はい。GMOコインが2025年1月に最小単位を1サトシに引き下げたことで、
価格次第では20円未満から購入可能になりました。
ただし、ビットコイン価格が上がれば、その分必要な円建て金額も増えます。
ワンポイント:
- “いくらから買えるか”は常にBTC価格に連動
- 最新レートを確認してから購入すると安心です
Q. 500円からって聞いたけど、どっちが正しいの?
どちらも正しいです。
500円というのは、Coincheckなど一部取引所の最小購入単位。
取引所によって「最小金額の設定」が異なるため、
1円〜500円の幅があるのです。
まとめると:
- bitFlyer → 1円〜
- GMOコイン → 約20円〜
- bitbank → 約60円〜
- Coincheck → 500円〜
Q. 最小数量はどこで確認できるの?
各取引所の公式サイト内「取引ルール」や「取引単位」ページに明記されています。
記事内の表にあるように、bitFlyer・GMOコイン・SBI VCトレードなどでは
**1サトシ(0.00000001BTC)**が最小単位です。
ヒント:
- 「販売所」「取引所」で条件が違う場合がある
- 情報は随時更新されるので、公式ページの最新情報を確認しましょう
Q. どの暗号資産から始めるのがおすすめ?
最初の1枚は、**ビットコイン(BTC)またはイーサリアム(ETH)**が無難です。
理由はシンプルで、流通量が多く、取引できる場所が多いから。
この2つは価格変動があっても「必ず市場に買い手がいる」ため、安心感があります。
初心者向け目安:
- 短期売買 → BTC
- 学びながら長期保有 → ETH
- 将来的にNFTやWeb3体験をしたい → ETH
Q. 少額で始めても意味ある?
あります。
むしろ少額で始めることこそ意味があるんです。
金額が小さくても、
- 「値動きをリアルに感じる」
- 「取引画面に慣れる」
- 「資産を守る感覚を身につける」
これらの体験は、将来の運用力に直結します。
1円からでも、始めた人はもう“投資家”です。
安全第一|アカウントと資金管理の基本
暗号資産の最大のリスクは「値動き」ではなく、管理ミスや詐欺による損失です。
口座を開設した瞬間から、資産はあなた自身が守る対象になります。
ここでは、初心者が最初に知っておくべき基本の安全対策を3つにまとめます。
本人確認と二段階認証は“命綱”
登録直後に設定すべき最重要項目が、**二段階認証(2FA)**です。
これを設定していないと、パスワードが漏洩した瞬間に資産を失うリスクがあります。
対策ポイント:
- 登録時にSMSではなく**認証アプリ(Google Authenticatorなど)**を使用
- 予備コードを紙で保管
- メール・パスワードの使い回し禁止
多くの取引所は本人確認を義務化していますが、それだけでは防げません。
「認証アプリの導入」がセキュリティの分かれ道です。
フィッシング詐欺と偽サイトに注意
最近増えているのが、公式そっくりの偽サイトやSNSの詐欺DMです。
特に「キャンペーン当選」や「ウォレット接続して報酬GET」などの誘導に注意。
見抜き方:
- 取引所のURLを“お気に入り登録”し、検索から開かない
- 不明なリンクは絶対にクリックしない
- SNSで届く「無料で配布」「先着限定」系のDMは99%詐欺
キーワードを覚えておく:
「正規サイトは https:// で始まり、“.co.jp”や“.com”の公式ドメインのみ」
資産は“生活と切り離して”管理する
暗号資産は余剰資金で運用するのが鉄則です。
生活費を混在させると、値動きのたびに精神的ストレスが増し、冷静な判断ができません。
理想の資金管理:
- 投資額は「毎月の手取りの5〜10%以内」
- “積立専用口座”を分けておく
- 長期保有用はハードウェアウォレットで保管
たとえば、LedgerやTrezorなどのハードウォレットに移しておけば、
取引所が万が一停止しても、あなたの資産は安全に守られます。
暗号資産の安全チェックリスト
項目 | 状況 | 対応のポイント |
---|---|---|
二段階認証(2FA) | ✅ | 認証アプリで設定済みにする |
本人確認 | ✅ | 各取引所のKYCを完了 |
偽サイト警戒 | ⚠️ | URLをブックマークから開く |
投資資金の分離 | ✅ | 生活費とは別の口座で管理 |
長期保管 | ✅ | ハードウォレットを検討 |
まとめ|最小はいくら? そして損しない始め方
ここまで読めば、「暗号資産=難しそう」というイメージが、
「少額で学べる金融トレーニング」へと変わったはずです。
最後に、もう一度だけ大切なポイントを整理しておきましょう。
要点まとめ
テーマ | 結論 |
---|---|
最小購入額 | 1円〜500円で始められる(取引所による) |
超少額で買える取引所 | bitFlyer(1円〜)、GMOコイン(約20円〜) |
取引所の選び方 | 販売所=手軽、取引所=コスパ重視 |
コスト注意点 | スプレッド・送金手数料をチェック |
練習ステップ | ①販売所で体験 → ②板取引で学ぶ → ③積立で自動化 |
安全対策 | 二段階認証・資金分離・偽サイト防止 |
こうして整理してみると、暗号資産投資のハードルは驚くほど低い。
1円で始められても、学べることは何万円分にもなります。
行動ステップ(これから始めるあなたへ)
- 口座を開設(bitFlyer・GMOコインなど信頼性の高い国内取引所)
- 1円〜500円で購入体験(販売所でOK)
- 板取引と積立でステップアップ(bitbankやGMOコインなど)
- 二段階認証と資金分離を設定(セキュリティを万全に)
ここまでやれば、もう立派な暗号資産投資家。
あとは、ニュースや価格変動を日常の学びに変えていくだけです。
読者へのメッセージ
暗号資産は「未来の金融リテラシー」を育てる最高の教材です。
1円でも、触れることで“世界の経済”を肌で感じることができます。
最初の一歩を小さく、でも確実に踏み出す。
それが、あなたの「損しない始め方」です。